2012年10月24日

冥土見学会..第675編

               「もなかのあれやこれや」
数日前、鴨長明の方上記について、日本最古のルポルタージュ本として紹介されたNHKの番組を見た。

丁度、方上記は「100分de名著」という番組にも取り上げられ数回見ていたので、興味深かった。

その時代に起きた地震、大火などが書かれているので、ルポルタージュの側面も、...との事。

鴨長明自身は裕福な家庭に育った。(詳細省く)
しかし、最後は、山の中に畳五畳程の庵に住んで、方上記を執筆。
その後、62歳で亡くなる。

約800年経った現代。
いまだにたくさんの人達に読まれているのだから、
「すごい!」

さて、方上記を通して、無常感や、どんどん考え方や生活を省いていく事などを見ていたら、数日前、目にしたことを思い出した。

「あれ、...」
駅に急ぐ私の前に、顔見知りの近所に住む奥さん二人がお洒落をして歩いていた。
楽しそうにお喋りしている横顔が見える。

追いついて、後ろから声をかけようとした時だ。
角地に面した斎場の建物の一階にある駐車場に、吸い込まれて行ってしまった。

「見学会」
と大きく書かれた文字が目に入って来る。
お茶コーナーもあって、たくさんの人がすでにいた。
何やら、楽しいイベント会場みたいだ。

『どうしてだろう、◎◎さんと△△さんはそんなお歳でははないのに...』
高齢のご両親もすでにいないはず。

いつだったか、私は以前、このブログに、この斎場に関した事を書いた記憶がある。(追記:2007年10月28日に「たぶん奇妙な風景」の中で書いていた。)

隣のパチンコ屋さんからけたたましい音楽が、ドアが開くたびに流れてくる場所に、何で作るのだろう。

悲しみの列が道路にあふれ出す事、度々。
駅から2分程の便利な場所で、たくさんの人が通るのに、さして広くない敷地になぜ、作るのだろう。

命が軽く扱われているようで、嫌だった。
けして贅沢な場所でなくてもいいから、亡くなった人を見送るには静かな場所につくればいいのに...、と。

でも、慣れは恐ろしい。
いやいや。
憤りの気持ちは失せてしまった。

昔ほど近隣の繋がりがなくなったとはいえ、町内会で顔見知りだった方の訃報の知らせがあれば行かねばならない。

今までは、車で30分ほどかかる場所まで行っていた。
最近では、駅前に行けばいいのだ。
同じ地域に住んでる何人もの人から、とても便利になった、と言う声に私も、同調するようになっていた。

話を戻す。

方上記の鴨長明ではないけれど、物だけでなく、考え方も整理していく発想も大事なのかも。

昔は、縁起でもない、とタブー視されていた事。
でも、己自身が元気な時に自分自身ですべてを決める事が出来る斎場の見学会。

かっこなんてつけず、私はそのものズバリ。
「冥土見学会」と云おう。

少々、考えが凝り固まっている所があると自覚している私。
明るく、発想が変えられるようになりたい。
だって、あんなに賑わっていたんだもの。



ayame1999 at 16:53|Permalinkあれやこれや 

2012年10月17日

高くなるのは...。

            「もなかのフラメンコ&あれやこれや」
もう10日も前の事になってしまった事だけど..。

私は恵比寿にあるサラアンダルーサに行って来た。
まだ猛暑の真っただ中、八月の事だったか...。
知り合いの方から、出演するという連絡を頂いた。

数ヶ月前からのお誘いだったことも幸い。
これまでなかなか自分の都合の良い日と重ならなかったけれど、やっと実現出来た感じだ。

開演予定よりずいぶん前にお店に到着。
スペイン人のアーティストがカウンターでグラスを傾けながら賑やかにお喋りをしていた。

カンテの方は、発表会でも唄ってくれた方の中の一人。
数ヶ月間、日本に滞在しているのは知っていた。
でも、今回は踊りの方のお誘いを受けて、やってきた。

だから、私にとっては
「ラッキー」

店内に入っていくと、カンテの方が、太い腕を広げて近寄って来てくれた。
「覚えていてくれたんだー」
まるで私は子供。
こんな事で喜んでいるなんて。

後日。
スペイン語に詳しい仲間が我が家にやってきた時に、この事を報告。

雑談をしながら..、
否。
とても中身の濃い雑談に耳を傾けながら、毎度のことだけど、もっともっと勉強しなくちゃいけないな、と反省しきり。

でも、ずいぶんこれまでにも反省を積み重ねてきたなー...。
ありゃありゃ!
「高くなりすぎて、いったい、何を反省したのか見えなくなってしまったよー」

『重ねるは 反省数と 歳ばかり』



ayame1999 at 15:43|Permalinkフラメンコ | あれやこれや

2012年10月11日

ノーベル文学賞

         「もなかのあれやこれや」
残念。
有力候補だった、村上春樹氏、受賞ならずだった。

でも、でも。
受賞逃しても、先程から村上春樹氏の作品や氏に関した事をニュース番組の中で流している。

「こりゃー大変だー、早く読んでしまわなくちゃ」
まだ読み終えていない、アンダーグラウンド。
分厚い本の上、私にとっては誠に文字が小さく、目に負担かけたくなくて、少しずつしか読めない。

図書館から借りた本。
受賞しなかったけれど、こんなにニュースで取り上げられては、リクエストが殺到するだろう。

万が一、返却日までに読み終えなかったら、リクエストしている人を優先するから、一旦返して、再度借りようとしてもダメ。

ならば、今までのように古本を買えばいいのに...。
でも、どんどん増えるばかり。
なるべくなら私ぐらいは...、と図書館を利用する事に決めたばかり。

かといって、急ぎ過ぎて、乱読はしたくない。

もしもテレビでサリン事件のその後の被害者を追ったら、悲惨な場面を基調にして放映されるに違いない。

でも、「アンダーグラウンド」は、淡々と事実だけを書いていく。
よけいなものは一切排除されているけれど、一人一人の人生がものすごく鮮明に浮かび上がってくる。

急いで..、でも、丁寧に読んでいきたい。
読みおえたら、細かくホームページの方に感想を書きたいな。

「あ~あ」
それにしてもノーベル文学賞。
残念だったなー。

ayame1999 at 21:33|Permalinkあれやこれや 

ノーベル医学・生理学賞..。

        「もなかのあれやこれや」
受賞した山中氏。
ノーベル賞受賞の嬉しいニュース。
新聞やテレビから、どんな方か、おおよそは判った。

記者会見をみても、すがすがしい。
とても謙虚だ。
でも、ここは...と思うところはしっかりと強調していた。
久し振りに、日本男児ここに有り、という骨太の人を見た気がした。

ふと思い出した。
作家、吉川英治のエッセー。
若かりし頃、船についた貝殻などを取り除く危険な仕事についていた時、仲間に落とされ大けがをしてしまう。
それをきっかけに病床で小説を書き始める。

あの時、元気で仕事を続けていたら...と思うと、突き落とした人に感謝しなくては...いう内容が確か書いたあった記憶がある。

山中氏は手術が下手で「じゃま中」と云われていたと、ユーモアあるエピソードを披露。

作家の吉川英治の場合とはまったく別の意味。
でも、共通なのは、何かのきっかけで、進む道の方向転換をしていることだと思った。

本当に人生って判らないなー。

山中氏は運動も音楽も好きとのこと。
すごく親近感が湧く。

何十年もかかっても、追及して人の為に役に立てるような事を成し遂げるなんて、すごいなー。

希望を与えてくれるニュースはいい。
元気になれる。 



ayame1999 at 01:01|Permalinkあれやこれや 

2012年10月10日

演奏会を終えて..。

        「もなかのマンドリン」
月曜日、杉並公会堂でのマンドリン演奏会、無事に終了した。

今回は月曜日の祭日。
「お客様は来てくれるかなー」
心配していた。
現に、すでに予定が入ってしまっている方が私の周りにもいた。

しかし、いざ時間が迫ってくると、予定より15分も前に開場しなければならないほどの列に。
あっという間に二階席まで埋まってしまい、二階の左右席にもお客様が座っていた。
私は心の中で、
「有難うございます」
と呟く。

さて、演奏の出来栄えは
「やったー」
のガッツポーズと、しょんぼりしたくなる曲と、二極化。

でも、私の心の中は、嬉しくてならない。
皆と練習してきた曲を、大勢で演奏出来る体験はそうざらにあるものではない。

そして、あれよあれよ、と言う間に、最後の曲になってしまう。
一番後ろに座っていた私は、指揮者が退場する前に素早く引っ込み、影マイクでお客様に終了と御礼を述べた。

机上に置かれているスイッチを切って、やっと終了したという実感が湧いてきた。

さて、打ち上げ会での事だった。

今年初めて出演した人達が順番に感想を述べていく。

名古屋から新幹線で練習に通って来ていた方。
前回の演奏会の時、東京に住む友人に誘われて演奏会を聴きに来た。
選曲や演奏が、その人のフィーリングにぴったりとあったのだろう。
今回、一緒に演奏する事が出来た。

他にも遠方から通っている方もいる。
打ち上げも、ゆっくりしていられる時間はない。
頭が下がるばかりだ。

今度は別の方がマイクを持った。

すでに他のクラブに入っている方。
年老いた母親にも、聴かせてあげる事が出来た喜びを語っていた。
「オットーあぶない」
こちらまで、もらい泣きしそうになってしまう。

この方だけではない。
最近は80歳はおろか、90才以上の親の方もざらにいるから、同じような感想の経験をしている人が多いに違いない。

このクラブは、多くの人が他のクラブにも所属している人が多数。
私も同じ。

月に一度お世話になっているこのクラブも、地域のクラブでも、率先して皆を引っ張っていってくれる方がいる。
そのおかげで、私は、思い出の層を積み重ねてこれた。

さあ!
今回も応援してくれた、普段所属している地域のクラブの練習も、一生懸命頑張らなくては....。


ayame1999 at 00:17|Permalinkマンドリン 

2012年10月02日

瓦礫の埋め立て地へ..第670編

             「もなかのマンドリン&あれやこれや」
ここは横浜の県民ホール。
日曜日、私は、東京のマンドリンでお世話になっている指揮者の方が出演する明大マンドリン倶楽部、現役画像 021学生とOBのメンバーが演奏するコンサートにやってきた。

始まる前に、昼食に6階のレストランへ。
窓際に案内され、
「わー、すごい!」
窓辺に広がる海の景色に、見惚れる。

左側には、赤レンガ。
右にはベイブリッジ。
真下には、山下公園。

「ここは関東大震災の時に出た瓦礫を埋め立てて、出来た場所なんだそうですよ」
私の真向かいに座っている方が、いろいろ横浜について説明してくれた。

一人で来るつもりでいた私。
「どうせ一緒の場所に行くのだから...」
と、数日前、仲間の一人が誘ってくれた。
おかげで、私とは初対面の方二人を交え、5人で、美味しいランチと会話を楽しむことが出来た。

このレストラン。
景色だけでなく、食事がとても美味しかった。
何よりも値段が安い。
コースもあるけれど、千円のランチも有り、デザート、飲み物、サラダバーまでついていた。
予約して早い時間に行けば、最高の景色を眺めながら、魅力的な値段で豪華な時間を満喫できる。

山下公園辺りをいつか訪れる機会があったら、その時は早めに予約を入れ再度行きたいと思っている。

一人で来ていたら、こんなパノラマな景色を見れなかったし、お得なランチとお喋りも出来なかった。
感謝、感謝。

「終わるまで、台風ひどくならなければいいですけどねえ.」
私の真向かいに座っていた方が、空を見上げた。

台風を心配して、コンサートをキャンセルした人もいるかも..と思った私。
でも、ホールに入ると、みるみるうちに大きな会場が人で埋まっていった。

幕が上がった。
どの曲も本当に素晴らしい。
特に気に入った曲をあげるとするならば、ベトナム公演で喝采を浴びたという
「おしんのテーマ曲」
昔、NHKの朝ドラだった。
ベトナムでも放映されて人気が有り、リクエストされたのだとのこと。

そして、
「津軽組曲より 夏」
だった。
マンドリンとマンドラの演奏は、高度な三味線さばきには髣髴させられた。
画像 022
そしてゲストの山本リンダさん。
数回舞台で拝見した事がある。
変わらず、迫力あるダンスと唄。
もう60歳を超えている方なんて、思えない。
日々、身体を鍛えているんだろうなあ...。

『私も、こんなにおもいっきり身体を動かす事がいつまでも出来たらいいのになあ...』
たいした病気なんてしてないのに、ちょっと感傷的になってしまった。

アンコールに
「枯れ葉」
も演奏してくれ、幕は降りた。

終えて出口に向かうと、次々に傘の花が開いていった。

雑談の折り、私の知らなかった興味深い話をたくさんしてくれた、初対面の二人は関内方面へ。
私を含めて三人は、みなとみらい線の日本大通りに。

「さようなら...お元気で..」
台風が迫る中、早々と帰路に向かう。

無事に我が家に到着出来、
「ほっ!」



ayame1999 at 00:21|Permalinkマンドリン | 心の寄り道

2012年09月28日

「あはがり」の唄を聴いて...。

               「もなかのあれやこれや」
車のエンジンの音がする。
玄関のチャイムが鳴った。

思いがけない方が、やってきた。
白い発砲スチール箱を玄関に、ドンと置いてくれる。
蓋を開けると、氷の中に目が飛び出るほどの大きなお魚が入っていた。

「わ~、ありがとう」

というわけで、夕食は、食べきれないほどのお刺身がテーブルに並んだ。

「ぷりぷりして美味しいね~」
明日は、煮魚にしてもいいかな。
私は、切り分けて冷凍庫にしまったお魚を頭に浮かべた。

お魚をさばくとき、私の力では無理だった。
家族にやってもらう。
そばでじっと見ていた私。
大きなお魚も、切り身にすると、それほどの数にはならない。

「漁師さんは大変だなー」
荒波の中を漁船が漂っている光景が浮かんできた。

そういえば、つい数日前、三重県の漁船が、宮城県沖で貨物線と衝突して行方不明者を出したばかり。
若い人も犠牲になっている。

特に自分は家族の一員が気仙沼にいる事が関係しているからに違いない。
気仙沼港を利用している船が..と聞くと、ハッとしてしまう。

いつも思う事。
漁船の犠牲者はとても数が多い。
それにしては、ニュースで取り上げられるのが、他に比べて小さい。
捜索も、私の思い過ごしだろうか。
早めに打ち切られてしまう気がしている。

小さなアジやサンマ、サバなどの時は何も感じないのに、大きなお魚を前にすると、想いが違う。
命を感じてしまった。

有難くて
「いただきます」
と頭を下げてしまう。
届けてくれた方にはもちろんのこと、漁師さんにも、この日は頭を下げていたように思う。

さてさて、命といえば、NHKBSで「日本風土記」を見た。
小学校の修学旅行やその後も数回行ったことのある日光。
懐かしくて、集中して見てしまった。

最後にナレーターの声の向こう側から、唄が聴こえてきた。
民謡のような感じ。
「あー、何て懐かしい声なんだろう」

以前番組を見たときも、確か惹かれた声だったことを思い出す。

幾つもの山の頂から響き渡るような感じ。
ころころとコブシがきいているけれど、か細い声。
女性の声、という言葉は気取りすぎて合わない。
「おばさんの声」
がいい。
連山の頂きから、麓に住む人々の上に、雨の変わりに声を降らしているみたいだ。

最後に出た音楽の表示を私は見逃さなかった。

「あはがり」
という唄だと判った。
奄美の方言という事も。 

この世は神様から頂いたものだからいつまでも留まってはいられない...、生が終わるまで生きていきなさい。
世の中は 水車のようだからまためぐり会える..。
そんな意味を持っているようだ。

おごそかだ。
あの世とこの世の懸け橋になってくれるような唄声。

この唄を、この番組で流す事に決めた方に、
「すごいねー」
素晴らしい選曲に、拍手した。
もちろん唄っている方。
作詞の素晴らしさにも。


ayame1999 at 23:59|Permalinkあれやこれや 

風が吹いている...。

        「もなかのあれやこれや」
涼しいを通り越し、夜になると寒い。
外は静寂だけど、台風が近づいているせいで時々

「ヒュー、ヒュー」
風が吹くのが、窓越しから聴こえ、ガタガタと鳴る。

私は身体を暖めたくていつもより早めにお風呂に浸かった。

「そうだ!ここは◎◎◎温泉と思おう」
自分の名前をくっつけて、声に出してみた。

どうせ口にするのなら、有名な温泉地を例えて言えばいいものを...。

でも、自分の名前の◎◎◎温泉、と口にしてみたら、本当に温泉に入っている気分になってきた。

窓越しに聴こえる風の声。
足を延ばして、じっと耳を澄ます。
日本海の厳しい風が通り過ぎる露天風呂に入っているみたいだ。
でも、すぐに風は止んだ。

やっぱり日本海の温泉は無理かなー。

◎◎◎温泉でも、もなか温泉でも、何でもいいや。
時々、これからも、
「さあ、◎◎◎温泉に入ろう..」
と云いながら、湯船につかろォォオ~っと。
『我が家でも 気分次第で 露天風呂 』


ayame1999 at 01:25|Permalinkあれやこれや 

2012年09月25日

涼しくなったから...。

       「もなかのあれやこれや」
我が家の裏にある図書館から数冊借りてきた。画像 017
いつもは目が疲れていたり、時間があまり作れなくて思うように読み進めないのが常。
でも、涼しくなったからか、ページをめくるのが楽しみになってきた。

まず以前から読みたいと思っていた逢坂剛の作品。
高円寺のエスペランサに行ったとき、数回お姿を拝見した事がある作家の方。
「ガディスの赤い星」は知っているけれど、他の作品は読んでいなかった。

今回は
「相棒に手を出すな」
短編小説の6編の本を開くことが出来た。

それぞれが続きもののようで続きものではない、でも、ストーリーが関連性がある短編集。
画像 018ウラギラレルという展開が面白かった。
急がず、他の本も、少しずつ読んでいきたい。

二冊目は
早乙女貢の「わが師 山本周五郎」
よく大作家が亡くなった後に家族がエピソードを書いた本があるけれど、それとは違った視点で書かれていて興味深かった。


三冊目は
「村上春樹インタビュー集 1997-2009」
500頁以上ある厚いほんだけど、ぐいぐい惹きこまれた。

日本だけでなく、台湾、中国、ロシア、フランス、等の国の著名人が質問し、村上春樹がそれに丁寧に答えている言葉。
様々な作品を書き上げる時の経緯や、考え方、何故それぞれの作品を外国で書くことになったのか...。
なるほど、と頷いた事が何回あったことか。画像 019

村上ファンなら、作品とはまた違った意味で大事な本になるに違いないだろうなあ、と思った。
私は、ほんの数冊しか読んでいない。

でも、この本を読んで、読んでみたいと思った本が数冊ある。
まずは、サリン事件を取材して書いたという
「アンダーグランド」だ。

通勤電車に乗り犠牲になった数十人に取材した結果、もっとも自分が苦手とし好まなかった枠にはまった彼らのことが、好きになった。
(注:この言葉ではないけれど内容はこのような事が書いてあった)
難しい真実よりも、その人間が好きになった、という内容にの言葉に私は惹かれた。

早乙女貢の「わが師 山本周五郎」、そして、村上春樹が語る言葉がぎっしり詰まった分厚い本。
どちらも、本の中で触れられていた別の作品を、ぜひぜひ読んでみたいな、と思わせてくれる本となった。





ayame1999 at 00:44|Permalinkあれやこれや 

2012年09月17日

掌の奥に願いを込めて..。

                「もなかのあれやこれや」

JRの駅での事だ。
降りたホームから改札に向かう途中、何人もの人とぶつかりそうになった。

何を今更。
大きな駅では日常茶飯事の事。
そう思っていた。

でも、最近感じるようななった光景。
携帯やスマートフォンを覗き込んでいる人が突進してくる。、
「危ないよー」
下を向いて歩いている人に何度もぶつかりそうになった。
身の危険を感じるほど。

改札に向かい階段を下りた時だ。
アナウンスが流れた。
「歩きながらの携帯電話やスマートフォンの使用は大変危険です....」
聴きなれている車内でのアナウンスと同じような注意。

最後に付け加えた、お客様のご理解とご協力をお願い致します、は、丁寧すぎて、危機感が何も伝わってこない。

「ピピピピー、歩く時ぐらい、前を向いて歩きなさい!」
もしも私が注意するアルバイトをしたとしたら、マニュアル通りの言葉は云わず、笛を鳴らすに違いない。
きっと一日で、首になると思うけれど。

考えてみればその日に限らず、道を歩いているときも、自転車に乗りながらの人も多く見掛けるようになった事に気付く。
命に関わるからだろう、車だったら違反になる。
でも自転車だって、歩きだって、ぶつかったら軽い怪我で済むとは限らないのに...。

さて、話は変わる。
昨日、今日のニュースを見て私は心配でたまらない。
知人が中国で日本の企業で働いているからだ。

最近のニュースの一連を見聞きしていて、近いうちに反日行動が起こって、大変な事になるのでは...、と、危惧していた。
現実になったことや、どんどん拡大していっている事がとても不安だ。

正しいとか、正しくないとかの問題でなく、地位のある人の言動は慎重にしなくては、思わぬ方向にいってしまうことがある。
だから、民間所有だった島を、東京都が買い取る..と最初に声高らかに発言した人の言葉を聞いた時、いろいろな意味で心配になった。

とにかく、これ以上、悪い方向に向かってほしくない。

フラメンコ教室の帰りに時々寄るカフェ店。
中国から来ている店員さんが数名いる。
すっかり日本語が上手になって、どの人も気さくで、、とても感じがいい人達だ。
そういう人達の住む国と、争いなんかしてほしくない。

混雑している中、まっすぐ前を向いて歩いたってぶつかるのに、掌の中のインターネットから顔をあげなかった人に、
「ピピピー」
と鳴らしたくなった私。

反日のデモの人達の中にも、掌のインターネットをのぞきこんでいる人がたくさんいるに違いない。

「どうか、携帯電話やスマートフォンが、迷路に入り込むような、扇動には使われませんように...}
せっかく築いてきたものが破壊されるような結果になりませんように。
節に願うばかりだ。

ayame1999 at 00:24|Permalinkあれやこれや 

2012年09月09日

せっせ,セッセ、セッセと..。第665編

            「もなかのマンドリン」
マンドリンの大きなコンサートを控えている。
九月に入って練習日は毎週。

フラメンコのお教室は、何年も夜のクラスにも行っていた。
でも、カンテと同様、すっかり時間的に無理になって行けなくなってしまい、ミセスだけで我慢している。

心の中ではもんもんとするばかり。
でも、無理をしてはいけない、と自分にいい聞かせていた。

そんな日々の中、10月にマンドリン演奏会が決定した。
vene
夜、やっと自分の時間になると練習。
外に音は漏れるに違いない。
いくらご近所が理解あるからといっても、甘えてはいけない。
いつものごとく、ある時はハンカチを、或時はティッシュを弦の間に挟んで練習。

時々、指の痛みに襲われる時があるけれど、最近では、フレットを押さえるのも、ピックを持つ指も力を抜けるようになった。

身体だったらちょっと手が、ちょっと足がというように...。
性格だったら、何処か私のように抜けているように...。
少しくらいなら、弱いところがあってもいい。

工夫しながら、我慢できない時は休ませれば、普通の人にとって難しい事だって、長く続けられる。
頑丈すぎると、何も有難味が判らなくなる。

この自分は、己しか判らない弱点ばかり。
だからまた素晴らしいコンサート会場で演奏出来る事。
有難くて、嬉しくてたまらない。

今回は男性だけの少人数だけど合唱も入る。
「アイヌの印象」
という曲は壮大な風景が浮かび、悲しい旋律には胸を締めつけられる。
「信じてェくれますかァァ~」
と、貧しい画家を唄った百万本のバラ。
歌詞が聴こえてくると、弾きながら泣けてしまう。

出演者の方は私よりずっとずっとキャリアと年代も先輩の方々。

ウン十年所属している地域のマンドリンクラブとは別。
東京で月に一度参加しているクラブのコンサート。

こちらの演奏会では、次回は出演出来るか判らない、という思いで、舞台に上がらてもらってきた。

二年振りの演奏会で、今回で三回目。
これまで同様。
胸を借りて、頑張りたい。

さて、毎回、杉並公会堂が満杯になってしまうコンサート。
今回は案内状の招待ハガキが皆に配られた。
お客様はこのハガキを持参とのこと。

もしかしたら、マンドリンに興味があってこのブログを読んで下さっている方もいるかもしれないな...。
ご興味ある方がいらしたら、お知らせください。
ハガキで送らなくても、印刷してメールでも届けられるし。
きっと簡単な方法もあると思うので。

まるで夜なべ仕事をしているように、せっせ、せっせ、セッセ、セッセ...とこの週末も練習場で過ごしたしだいだ。



ayame1999 at 18:38|Permalinkマンドリン 

2012年09月07日

エルフラにて..。

「もなかのカンテ」
水曜日はエルフラにて、カンテのお師匠様の還暦ライブだった。
kanreki1お教室にはすっかり行けなくなってしまった私だけど、だからこそ記念すべきこのライブを楽しみにしていた。

加えて、親しくさせて頂いている方も唄っていたし、踊りの教室の先生も踊っていらした。
個人的な思いは別にして、スペインからのゲストの方と、素晴らしい出演者の方々。

ライブは時に静寂に。
時に、涙腺を刺激され。
場面がガラリと変わり、明るくユーモアに包まれ。
終盤は、とてつもなく賑やかに。

一度にたくさんの思いを味わせてもらえ、個人的には、
「私にはもったいない」
時間を過ごせたしだい。                                          
さて、いつも思う事だけど、こういう場所にくると、とても懐かしい人に出会うことが度々ある。
kanreki2今回は特にその思いが強かった。
たくさんの、懐かしい顔と出会い、ひと言、二言言葉を交わせた事。
一度に何人も。
これも
「嬉しくて、もったいな〜い」
時間だった。










ayame1999 at 10:55|Permalinkカンテ 

2012年09月03日

初音ミクとは...。

                「もなかのあれやこれや」
大変な初音ミクブームだと知った。
でも、何?

共同で、或いは個人で、素人が簡単に作曲したり作詞をし、その上にキャラクターも作りあげていく事が出来るソフトだという。

専門のサイトも有り、自分で作り上げた曲や、歌詞を初音ミクに唄わせ、たくさんの人に聴いてもらうことも出来る。
大ヒットしている曲も数曲あるようだ。

また、大きな舞台で、初音ミクが登場し、多くのファンが、エールを送っている光景を何度かテレビで見た事がある。
本物の人間ではない。
バーチャルと判っていながら、生きている錯覚さえ私は覚えた。

「あ〜理解出来ないよー」

でもでも、今は、180度転換。
「理解出来るよ~」

私が利用させてもらった無料のパーツ。
自分の声を録音し、ブログに貼り付けられるVOON。
(左のカテゴリの中に分類してある)
それを提供してくれているクリプトン・フューチャー・メディアという会社が、ミクを誕生させたから。

この会社が初音ミクというソフトを生んだことは知っていた。
でも、話題になればなるほど、大手の楽器会社の名前が前面に出ていたから、
「?」と思っていた。

数日前ヤフーを開いた昼間。
「あれ?」
voonを提供してくれている会社の名前が、トップ記事の中に記されていた。

初音ミクを誕生させてから様々な企業からの誘いがあった事や、諸々の事が掲載されていた。

田んぼの土壌を作ったようなもの、だから、このソフトをピュアな気持ちで利用してほしいという趣旨の内容も。
すぐに、お金と結びつける昨今なのに。
いろいろな意味で、感動してしまった。

「やっぱりねー」
私は数年前の事を思い出していた。

VOONってとてもいいなあ。
簡単だし。
無料だし。
でも、残念なのは、すぐに限度容量オーバーしてしまう事。

「お願いがあります...」
私は、容量を増やして下さい、とメールした。

今思うと、何て図々しいのだ。
「うっそー!」
制限数字の上限が増えていた。

無料なのに

今調べたら、2009年5月1日にこの時の喜びをブログに、書いていた。

というわけで...。
VOONを作った会社の人が、初音ミクを誕生させ、じわじわと世界中に広がっていっている。

何かを作って行くという姿は、コツコツであればあるほど、かっこいいね。
面識なんかないのに、たまらなく、嬉しくなってしまった~。

よーし、
また少しづつ、VOONを利用する機会を増やしていこォォォっと。

『バーチャルと 知りつつ生きた 灯を求め』
( こんな感じで、ミクちゃんのファンは、応援しているのかなあ)


ayame1999 at 00:58|Permalinkあれやこれや 

2012年08月29日

2012年、フラメンコ新人公演..。

               「もなかのフラメンコ」
ふ〜。
日曜日、フラメンコ新人公演から帰宅すると、
「し〜ん」
家の中に賑やかに響いていた声はなく、16日振りに静かになっていた。
午前中までうるさかったのに..。
いつもの時間が戻ってきて
「ほっ」

その、新人公演。
三日間の日程の中、2日間だけ行ってきた。
最終日を見終え、会場を出ると、
「夏もいよいよ終わりだな...」
そんな気持ちにさせられてしまう。

さてさて、あくまで順位を問うのではない、との事だけど、やはり賞が設定されている以上は、結果が気になってしまう自分。

だから結果が出ると、自分の記憶をたぐり寄せて
「わーい、私も選んでいた人が受賞していたよー」
と、喜んだり。
逆に頭の中に◎印を付けていた人の名前がないと、がっかりしてしまったり。
当事者でないのに、誠に忙しい。

まあ、そんな思いを毎年繰り返しているということは、自分の感想との違いを確認するのが、楽しみのうちに入っている、という証しかもしれない。

「お疲れ様〜」
どの出演者の人にも、その言葉を掌に挟んだ。
一曲終える毎に心を込めて拍手。

様々な出演者が一堂に会する、素晴らしい場所。
それだけで楽しいのに、加えて私の目力、耳力も鍛えさせてくれる気がしている公演。
来年も楽しみだ。

最後に、お天気の神様にお願い。
熱い情熱の舞台は終えた。
だから、猛暑も幕を早く閉じておくれよ〜。



ayame1999 at 00:52|Permalinkフラメンコ 

2012年08月23日

近所の楽天地。

              「もなかのあれやこれや」
そーれ、アッセ、セッセ、アッセ、セッセ!
何だか忙しいナー。

最近痛切に思い知らされていること。
自分の事ばかりに自由に時間を使うことが出来ることが、何と有り難いことか..。

今週はフラメンコの教室はお休み。
私にとってはちょうどよかった。
でも、残念!
ガンバルゾー
と今月はフリーで何処のレッスンにも出れるように準備していたのに、八月の蓋を開けてみたら、
「あ〜また行けない」
「あ〜ん、この日も..」
「悔しい」
の繰り返し。

そんな中でも、救われたのはお教室の「デスヌード」という名のシリーズになっている踊りを観に行けた事だ。
同じタイトルでもその時しか観れないものがある。
その時しか、感じられない目には見えないものがある。

さて、昨日に続き、我が家の裏手にある図書館に行ってきた。
ご近所さん、という位置にある。
「ああー、涼しいナー」

長机が並んだ奥の部屋では、学生達が勉強をしている。
窓を背に並べられている椅子には、中年のお父さん、高齢の男性達が雑誌や本を読んでいる。
高校生ぐらいの学生達が勉強している姿が目立つほかは、いつもと変わらない光景だ。
分室だから、大きな建物ではないけれど、居心地は満点。
ここで勉強したい気持がよく判る。

私はすぐにお目当ての棚に向かう。
9月号の文藝春秋に芥川賞を受賞したばかりの小説、「冥土めぐり」が掲載されている。

新刊の文芸誌や雑誌は借りることは出来ない。
だから、ほとんど先をこされて誰かが読んでいる事が多い。
昨日も、別の人の手に渡っていた。

「あったっー」
珍しい。
私は本箱の端に置かれている丸椅子に腰掛けた。
時間が気になって何回も時計を確かめたけれど、だんだんと、
「エイッ、全部、読んでいこう」
迷うことはよした。

読み終えた感想は...。
最近読んだ受賞作品の中では、とても読みやすい小説だった。
中身は..。
人それぞれ、読み手の数だけ感じ方があるのだから、私の感想も間違っていないだろう..と思った。
文体にリズムがあるからだろうか。
先に、先に、と読み進める。

それにしても、涼しかったナー。
ゆっくり本を借りて読む時間などない。
明日も、明後日も、
「ちょっと行ってきま〜す」
と、ブラリと玄関を出てこよう。


ayame1999 at 00:42|Permalinkあれやこれや