2006年04月07日
この時だからこそ
五日はフラメンコの個人レッスン、そして翌日はクラスレッスン。
発表会を控え、クラスの群舞を確実なものに仕上げなければいけないと焦っている自分がいる。
去年は本番まで飽きるほど踊り、気持ち的に余裕があった。
しかし今年は難しい曲だし、自信がなく不安がある。
他の生徒さんは群舞の踊りを確実なものする目的で、発表会で踊る曲の個人レッスンを受けている人が何人かいる。
それに引きかえ私は不安だらけと言いつつも、相変わらずプライベートの曲の個人レッスンをお願いしている。
いったい君は何を考えているんだ、と先生に呆れかえられていないだろうか
と、ふと考えてしまった。
そんな境地の中での個人レッスンだった。
「こらこら、ヒラヒラさせた、その手はなんだい?」
「ぶつぶつ切れて、踊りに流れがないよ」
「あっ、また忘れてる、足が内股になっているよ」
「ううーん、ぜんぜんタコンが聴こえない」
注意をしてくれるたびに先生は私の真似をしたり、見本を示してくれたりと、
口と体が動きっぱなしだ。
その姿に接しているうちに、
この時期に.....
という気持ちがいっぺんに吹き飛んでしまった。
注意される一つ一つが、群舞で踊る振り付けに繋がっている。
大切なことを再確認できた。
発表会が近づいているから....、と考える必要などない。
むしろこの時期だからこそ、個人レッスンの時間は貴重になるということがわかった。
そうと判った今、ますます気合を入れて
「ファイト!」