2006年04月29日
結婚式
知人の結婚式出席のため、丸の内へ。
年上の私なのに、新婦にすっかりお世話になっている。
28歳同士のカップル。
長い間付き合っていたのを知っているので、心の底から嬉しく、目頭が熱くなった。
今時めずらしいくらい純朴で素直で、自然体の新婦。
着物の花嫁さん姿も、可憐なドレス姿も似合っていた。
私にもこんなに初々しい時期があったのだろうか。
余興が少ないのでぜひフラメンコを、とのことで、ガロティンを踊る。
昔、昔に踊った曲。
時々老人ホームで頼まれたときに踊る定番だ。
まったくフラメンコを観るのは初めて、という人が多いときいていたので、なるべくフラメンコらしい衣装をと思い、マントンを巻いた衣装にする。
お酒が入っているのに皆、真剣に観てくれているのが踊りながらも伝わってくる。嬉しい反面緊張した。
無事に踊り終えたあと、お色直しで新婦が席を外すと、新郎新婦どちらかの親戚の子供だろう、二人の男の子が舞台の上に上がり、ステップを踏みだした。
親御さんにすぐに席に連れ戻されてしまったが、音が出ないよ、と訴えている。
私の真似をしていたのだ、微笑ましい光景だった。
フラメンコの発表会の寸前でまったく余裕がない状態での披露。
だからといって新婦に恥をかかせるわけにはいかない。
この10日間ほど、毎日寝る前に寝室の板の間でスリッパで踊り、振りを確認してきた。
これで一つ行事は終えたことになり、
「ホ.ッ......」
今年は発表会寸前にやらなければならないことが多すぎ。
しかしほとんどレッスン日や音合わせの日に重なっていない。
これって、私にとっては奇跡。
いやいや運が良かったんだわ......。