2006年08月18日
無銭飲食!
フラメンコのレッスンを終えてから、五人でレストランへ。
早く帰宅しようと思っていたが、まだお教室に入りたての方に、
「ご一緒によろしいですか?」
と問いかけられた。
「ええ、もちろんです。○○さんと帰りにご一緒するの初めてですものね、一緒に食事いたしましょう」
先に帰るなんて野暮なことは言う訳がない。
喜んで時折利用するレストランへ向かった。
○○さんとは横須賀ライブで一緒になり、それをきっかけにお話しする機会を得た。レッスンの時、そばで踊っていてもなかなかお話しするきっかけがなかった。ライブの日からは、急に前から親しかった仲間のような感じで接することが出来る。何だか不思議だった。
私はひと足先に店を出たいので、時間のかからないビーフカレーセットを注文。会話を楽しみながらも、忙しく食べ終えると運ばれてきたアイスコーヒーも流し込んだ。
「あ、美味しかった、それじゃ、お先に失礼するわね」
皆に挨拶をし、席を立つ。
ドアに向かうと壁一枚隔てた奥のテーブルにいたので気付かなかったが、同じクラスの生徒仲間が二人で食事をしていた。
二人に二言、三言声をかけた。
その間、店員さんが一瞬レジの前に立ったが、私は堂々と店を出てきた。
さてさて、電車に乗ってしまってから
「あれえ、大変ダー食事の代金を支払っていないヨー」
店にいた仲間にすぐに電話を入れるが何れの人も留守電になってしまう。
無銭飲食だ。
個人経営の、あのお店の人はいつも親切に手間を嫌がらず、一人ずつお会計をしてくれる。だから、あの時も、私が帰るのを察知して、一瞬、レジの前に立ったのだ。
それなのにー。
単に払うのを忘れてきたわけではなかった。
普段先払いのコーヒー店で軽食をとっているため、確信をもって
「ああ、もうお代は済んでいるんだわ」
との思い込みで、立ち去ったのだった。
だからよけいに、「恥ずかしい」
家に着くと、メールが届いた。
「心配しないでいいですよ。たまには私にご馳走させてくださいね」
一緒に食事していた普段お世話になっているおネイ様からだ。
内心、まったくあなたったらしょうがないわネー、と笑われる覚悟していたのに、ひと事もそんなことは書いてない。
私の馬鹿さかげんを、何だかフォローしてくれた気がする
本当に、私は恵まれている。
アリガタヤ、アリガタヤ。