2008年06月08日
「下北沢の夜....」 編
さて、先週の日曜日、私は下北沢にあるお店に、うろうろ迷いながらも何とかたどりつけた。
誘った知人は出先からなので一時間遅れで到着予定。毎日机に座りっぱなしの堅いお仕事をしている四十代の人。店に入ったら若者達ばかりで腰がひけないかなあ、とちょっと心配してしまう。
「誰のお知りあいなんですか?」
隣の男性が私に声をかけてくれた。
「一番最初に唄う女性の方です」
「ボクもですよ」
◎◎◎◎で働いています、と、ご丁寧に名刺までくれて名乗ってくれた。私は何も持っていない。
私は彼女との出会った経緯を話し出す。
フラメンコの仲間と、詩の朗読とフラメンコの集いを観に行ったことがある。隣に座っていたのが彼女だった。
お仕事もしているけれどプロで唄っている方。私が通うお教室のことや、フラメンコ曽根崎心中のことも知っていて私は心が弾んでしまった。
私はその時から、ぜひ一度彼女の唄を聴きたいと思っていた。
ショーが始る。
キーボードを弾きながら彼女が唄いはじめた。私は甘いカクテルがジュースに思えぐいぐい喉に流し込む。
唄の合間にトークが入った。
「本当に頭にきているんです。あの後期高齢者保険...あれはいったいなんですか!一生懸命に働いて日本のために尽くしてくれていた方々に対してひどすぎます....」
若者達もうんうん、と頷いている。
驚いた。
年齢層が高いマンドリンの仲間達での間での話題ならわかる。こういう会話がこの場所で聴かれるとは思っていなかった。
彼女の持ち時間が終わり次に男の子が唄った。(注:私から見たら)なかなかしぶい声でいい。
「ボクは広島から上京してきました。時々帰るんですけど、イヤー、本当にボクは...家族が大好きなんです」
またもや驚かされる。
何気ない言葉、でも、唄心のほかに優しい心が伝わってくる。
その日に出演した4人は皆広島から上京してきて、志を抱き夢を秘め、頑張っている人々だった。
最初に唄った彼女のように、すでにいろいろな所で唄っている人もいるけれど、夢をもって頑張っている若者達。
下北沢は役者さんのタマゴかな?と思わせる人が多い。その日の出演者も住む場所はそれぞれ違っても下北沢にぴったり。
大きな舞台も、小さな舞台も、大人の雰囲気が漂うしっとりとしたお店も、若者が集まるお店も、すべてが出演者とお客様を輝やかしてくれる場所。
お目当てで行った彼女の唄も素敵だった。
終えると駆けつけてくれた知人と一緒に出る。途中、二人で台湾料理のお店に入る。昼間には何回も通っていた通りなのに気付かなかったお店だ。
「美味しいわね」
『夜の顔 下北沢も なかなかね』
[VOON] 「下北沢の夜」.....編
[VOON] 「下北沢の夜」....編 後半
トラックバックURL
この記事へのコメント
ありがとうございました!
私はあのあと賀茂鶴(かもつる)という広島のお酒を飲んでご機嫌でした(笑)
甘口なのでたくさんは無理だけど、おいしいですよ♪
おっと、お酒の話になっちゃった!
このピンクのカワイイのは例のボイスシールってやつですか?
家で聞いてみよ〜〜っと。
お酒の話は大好きです。
でも、残念、私は日本酒がほとんど呑めない。
素敵な歌声をCDでも聴かせてもらいましたー。
どうぞ、これからもたくさん唄っていってくださ〜い。
