2008年06月20日
輝いている人
「もなかのあれやこれや&フラメンコ」
[VOON] ちょっと思いました。
つくづく思うことがある。
輝いている人って、とてもいいなあ、....と。
最近復帰したテニスの伊達公子選手の顔が画面に映し出されるたびに思うのだ。
10年以上のブランクがあったといっても人並み以上の練習はしていたに違いない。だからこそ、活躍出来たのだろう。でもプラスされて、プレーすることが楽しくてしょうがない、という感じが伝わってくる
試合から離れていたからこそ、本当のテニスの楽しみを知ったのだろうか。
話は変わって、水曜日、私は近場の沖縄物産をやっているデパートに向かった。ちょうど買い物をしたいと言っていた友人と待ち合わせをしていた。
約束の時間は過ぎている。
足早に改札口を出た。
駅ビルを出ると三味線の音色が聴こえてきた。
早く行かなくちゃ、という気持ちと裏腹に、私の足は音色に導かれるように進んでいった。
若い男性がまるでエレキギターでも奏でているみたいに軽やかに、かっこよく演奏している。しばし耳を傾ける。
『ああ、もっと聴いていたいなあ、でも...』
私は若者の足元に座り込むと、積んであるコピー用紙を指差した。
「これ、もらっていい?」
若者は演奏の手をとめず頷いてくれた。
ふと、私の脳裏に『ゆず』の二人も路上で演奏していたのだったな、とよぎる。
私は後ろ髪をひかれる思いで先を急いだ。
「ねえねえ、ストリート演奏というのかしら...。とても上手な三味線をきいてきたのよ」
遅れた詫びを友人に言ったあと、もらってきた用紙を見せる。
河野一志、広島県出身で9歳から三味線を習い14歳で師範。16歳で津軽三味線に転向。21歳で上京、と書かれていた。
主な活動暦の中に、フラメンコダンサーとの共演も記されていた。
『なるほどね、このせいだわ』
上手いという理由のほかに、フラメンコダンサーとの共演が目にみえない糸となり、早く行かねばならない私を引き止めた気がした。
プロフィールを読み、フラメンコと関係した活動暦を知ると益々身近に感じてしまう。
「ねえねえ、聴きにいかない?すごく上手だから」
「そうねえ....」
「ごめん、やっぱりよそう、駅まで戻るの大変だもの」
迷っている友人の様子に、私は自分を叱った。相手の都合も考えずに、気にいったことがあるとすぐに誘ってしまうところが多分にある。
そういえば、最近下北沢のお店で聴いた数人も広島の出身だった。またもや夢や志を確かに持っている広島出身の人に出会ったことになる。
私もフラメンコの踊りを何センチ単位、いえいえ、何ミリ単位でいいから上達していけることを信じて練習していこう。
夢は若者だけの特権ではないもの。きっとこの私だって楽しくてしょうがない、という顔になれるに違いないもの。
『輝きに 力もらいて 足が鳴る 』
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