ハイ、ポーズ..。新年のご挨拶

2010年12月29日

大切なものを来年も..。

              「もなかのカンテ&フラメンコ」
昨日、今年最後のフラメンコレッスンを終えた。

そして、カンテも、月曜日に忘年会も含めた練習が終わった。

カンテの時は、レッスン場をお借りしている先生が、手作りのパエージャや、手の込んだお料理を作って出してくれた。
「モリモリ...、美味しいね」
ひと段落すると、カンテの先生がギターを弾いてくれ、皆がタラント、アレグリアス...等など次々に唄っていく。
踊りの先生をしている方は、ブレリアを唄いながら自然と踊っていた。

私は大好きな、セビジャーナスを唄うことにした。
ゆっくりと、りブレのように唄う曲。
私は他の場所で聴いたことがない、まさに大人の踊りにぴったりな味わいのある唄。

「ねえ、一緒に唄おうよ」
ずっと以前に、カンテの先生が、私達をキャンデーズと呼んでくれていた時期がある。
私はその一人の腕をとる。
二人並んで唄うなんていったい何年ぶりのことだろう。
唄いながら阿吽の呼吸で、目で言葉を交わしていたと思う。
何かこみあげるものがあった。

もう一人がこの場所にいないのは淋しかったけれど、10年も経つと、諸々の事や、体力的に、或いは介護をする側にまわったりと、時間が制約される様々な事が生じてくるのは致し方がない。
私にも、そんな日が遅かれ早かれ、確実にやってくる。

途中、ブレリアを唄った先程の先生とは別の踊りの先生が、しっとりと立ちあがった。
そして、情感たっぷりに踊り始めてくれた。
男の方も加わる。
この方も、私からは先生と呼びたくなる方。

何の決め事もなく、自然の成り行きに踊りだしてくれたことに、私は唄いながら、このうえない喜びに包まれていた。

毎日布団を被って、朝起きる前は一曲唄ってから起きていた自分。
でも、最近は...、
いやいや長い間、実行していない。
日常のことだって、大事なことを忘れて失敗する事がある。
まして、練習をしないのだから、次々にレトラを忘れていく始末だ。

でも、この曲は、思い出の曲。
そして、大好きな大好きな唄。
自分の大切な唄として、しまっておきたい。

さて、火曜日に今年最後のレッスンを終えた踊り。
こちらは、4月の発表会に向けて練習まっしぐら。
特に今回、私の場合はパリージョをつけた踊りに関しては、二重苦を飛び越え、四十苦の状態だ。
haiku
学んでいく年数が増えるごとに楽になっていくものと思っていた。
しかし現実は、毎年課題が増えていくばかりだ。

さあ、今日は朝から忙しくその合間に書いたけど、また夜は家のことで目が回ることが待っている。
今年の一年間、いろいろな事に感謝。
来年は、どうか、自分が決めた事がきちんど出来ますように..。


ayame1999 at 15:11│フラメンコ 
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