上妻宏光さんとお能..。そういう話も、出るものです。

2012年03月27日

笑う..から幸せ

 「もなかのあれやこれや&フラメンコ」

二週間前ぐらいだっただろうか、近所に住む友人の家にふらりと寄った。

そうだ。
確かあの日は雨が降っていた日。
私は、傘をさして散歩したくなって駅まで行き、二つだけケーキを買うと、友人宅に向かったのだった。

毎回、訪問するたびに、
「久し振りねー」
と第一声。

互いに近況を話している時、彼女が一冊の本を出した。
「はい、この本プレゼントするから」

NHK、Eチャンネルでやっていた100分de名著のテキスト11月号。
アランの幸福論だった。

私も数回観た事がある番組だ。
でも、幸福論の時は一度も観ていない。

ボランティア精神を持ち、活動もしている人だからいろいろ考える事があったのかもしれない。
「数冊買ってしまったから..」
そういって私に差し出してくれた。

表紙の左下には
「”幸せ”だから笑うのではない、”笑う”から幸せなのだ」
と書かれていた。

ズキン。

判っちゃいるけれど、痛いところを突かれた気がして胸に刺さった。

さっそくページをめくった。
何だか哲学的な事が書いてあるなー。

アランの幸福論を読んだらきっと難しくて読み切れないだろうな、と思った。
テキストだったので、大事なところが抜き出してあり解説式になっているので、助かった、というのが本音。

ハッとさせられる言葉が出てくるたびに、赤線を引いていく。
あるページはもう一度読もうと、ページを折る。
「頬笑み」の重要性も何度も出てきていた。

さて、話はがらりと変わる。

私は行く事は出来なかったけれど、(鍵田真由美.佐藤浩希フラメンコ教室)の先生が携わっていた
「すべてを超えて」
という舞台が日曜日に終わった。

湖西市で、障害がある人もない人も共にという舞台。

今、とても行けなかったことが残念でならない。

行って観てきた方に、いかに素晴らしい舞台であったかを、ちょっとお聞きすることが出来た。

あふれんばかりの笑顔が散らばっている様子が目に浮かんでくる。

幸福論に書かれていた、頬笑み。

そして、テキストの表紙に書かれていた
「....笑うから幸せなのだ」
赤線を引いた言葉がいっぱい浮かんでくる。

きっと素敵な微笑みがいっぱいあったに違いない。
私も、笑顔を観て、笑えたはずだ。
残念。
『くしゃくしゃに 笑う顔見て また笑い』

ayame1999 at 00:46│あれやこれや | フラメンコ
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