2012年04月23日

芝桜

20120420121610[1]                 「もなかの心の寄り道」
あっという間に桜は散ってしまった。
近場で済ましたお花見だけど、桜の木の下で、のんびり過ごせることが出来たことにほっとしている。

一年に一度しかチャンスはないのだから。

さて、金曜日の事だった。
ふと思い立って、ひと駅離れた友人を誘い、急遽、芝桜を見に行った。

相模川の土手に1キロ程だろうか。
芝桜がびっしり咲いている場所がある。

以前からきれいだ!
とは聴いていたけれど、私の耳には、ただ通り過ぎていっただけだった。

でも、最近の私は違う。
特に震災の後は。
心を亡くす忙しさにに振り回されたくない、という想いが一層強くなった。

「そうだ、こういう時に!」
思い立ったら吉日。

たった15分弱程度で到着してしまう場所。
1時間でもいいから行こう、と話がまとまり、車を走らせた。

到着してみると、たくさんの人がのんびりと歩いている。
あちらこちらに、広々とした場所にシートを敷きお弁当を広げている人も。

テレビのニュースで流れたので訪問者が増えたことを、私はその時に初めて知った。

土、日曜は混むのだろう。
丁度、いい日に行ったようだ。

川の土手の芝桜を眺めながら歩いていると、首に立派なカメラをぶら下げた、日焼け顔のおじいさんと出会った。muraszki

「まあ、素敵なカメラですね、プロが持つカメラみたいですね..」
思わず私は声をかけた。
おじいさんの顔より大きなカメラだったので、私は引き寄せられてしまったのだ。

おじいさんは、嬉しそうな顔で、カメラの説明をしてくれた。
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「こんな素敵な場所があるのに、何で今まで来なかったんだろう」
車で素通りするばかりで、川辺を歩いたことなんて一度もない。
長い間、同じ場所に住んでいるのに..。
ちょっと反省してしまう。

腰を屈めて草を採っているご夫婦と出会った。

「ヨモギを採っているんですか?」
「ええ..」
「お饅頭をこしらえるんですか?」
「そうなんですよ」
私は、ヨモギ色の大福を思い描いた。
食べたいなー。

一緒にやってきた友人は携帯で芝桜を撮っている。
私は手招きして呼んだ。
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「すいません、ヨモギってこれですよね」
私のことだ、間違える恐れがある。
確かめると
「携帯で、写真撮ってよ」
写してもらった。

どれがヨモギかを尋ねて写真を撮るなんて...。
友人は呆れ顔。
無頓着にご夫婦に尋ねる私の姿が恥ずかしかったに違いない。

でも、ちゃんと、手を下に延ばして写してくれた。
もちろん、芝桜も。
ここに貼り付けた写真は携帯で写してくれたものを、メールに送信してもらったものだ。

たった1時間ほどの散策。
思い切って行って正解だった。
微風は私の頬を撫でてくれたし、大事な時間も運んできてくれたもの。
『ドレス着た 川の土手さん 超美人 』

ayame1999 at 00:51│ 心の寄り道