エルフラにて..。掌の奥に願いを込めて..。

2012年09月09日

せっせ,セッセ、セッセと..。第665編

            「もなかのマンドリン」
マンドリンの大きなコンサートを控えている。
九月に入って練習日は毎週。

フラメンコのお教室は、何年も夜のクラスにも行っていた。
でも、カンテと同様、すっかり時間的に無理になって行けなくなってしまい、ミセスだけで我慢している。

心の中ではもんもんとするばかり。
でも、無理をしてはいけない、と自分にいい聞かせていた。

そんな日々の中、10月にマンドリン演奏会が決定した。
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夜、やっと自分の時間になると練習。
外に音は漏れるに違いない。
いくらご近所が理解あるからといっても、甘えてはいけない。
いつものごとく、ある時はハンカチを、或時はティッシュを弦の間に挟んで練習。

時々、指の痛みに襲われる時があるけれど、最近では、フレットを押さえるのも、ピックを持つ指も力を抜けるようになった。

身体だったらちょっと手が、ちょっと足がというように...。
性格だったら、何処か私のように抜けているように...。
少しくらいなら、弱いところがあってもいい。

工夫しながら、我慢できない時は休ませれば、普通の人にとって難しい事だって、長く続けられる。
頑丈すぎると、何も有難味が判らなくなる。

この自分は、己しか判らない弱点ばかり。
だからまた素晴らしいコンサート会場で演奏出来る事。
有難くて、嬉しくてたまらない。

今回は男性だけの少人数だけど合唱も入る。
「アイヌの印象」
という曲は壮大な風景が浮かび、悲しい旋律には胸を締めつけられる。
「信じてェくれますかァァ~」
と、貧しい画家を唄った百万本のバラ。
歌詞が聴こえてくると、弾きながら泣けてしまう。

出演者の方は私よりずっとずっとキャリアと年代も先輩の方々。

ウン十年所属している地域のマンドリンクラブとは別。
東京で月に一度参加しているクラブのコンサート。

こちらの演奏会では、次回は出演出来るか判らない、という思いで、舞台に上がらてもらってきた。

二年振りの演奏会で、今回で三回目。
これまで同様。
胸を借りて、頑張りたい。

さて、毎回、杉並公会堂が満杯になってしまうコンサート。
今回は案内状の招待ハガキが皆に配られた。
お客様はこのハガキを持参とのこと。

もしかしたら、マンドリンに興味があってこのブログを読んで下さっている方もいるかもしれないな...。
ご興味ある方がいらしたら、お知らせください。
ハガキで送らなくても、印刷してメールでも届けられるし。
きっと簡単な方法もあると思うので。

まるで夜なべ仕事をしているように、せっせ、せっせ、セッセ、セッセ...とこの週末も練習場で過ごしたしだいだ。



ayame1999 at 18:38│マンドリン 
エルフラにて..。掌の奥に願いを込めて..。