2012年12月02日

変わらぬ風景かも...。

              「もなかのあれやこれや」
金曜日、私は珍しく最寄りの駅から、下り線20分ほどの駅に降り立った。

久しぶりに降りた駅は、ずいぶん変わっていてびっくり。
あったはずのお店がなくなっていたり。
或いは、別の種類のお店に変わっていたり。
大きなホテルが閉鎖され、工事用の壁にぐるりと囲まれていたり。

何だか、ちょっとおセンチになってしまった。

キョロキョロしながら、デパートから大型スーパーになってしまった目的のビルへ。

六階、いやいや七階だったろうか。
用事を済ますと階下へと、エレベーターに乗り込む。
数人と一緒に乗り合わせた。

途中のフロアで止まり、乳母車を押したママさんが降りた。
変わって乗ってきたのは老夫婦。

「あ〜、びっくりした!交通事故に遭うとこだった」
奥さんが、口を尖らせた。
「何が?」
のんびり口調の夫が、きょとんとしている。

「まあね、事故にあっても別に大けがはないけどね」
「だから、何が!」
「わかんない人ね、乳母車よ。まったく今の人は..」
乳母車にぶつかりそうになったのだと夫に八つ当たりしている。
関連して、別の文句も続ける。

私の口から何か出そうになった。
もしもし...と。
でも、堪えた。

全ての人ではないけれど、若い人は年寄りに腹を立てる。
老いてくると若者に文句をつけたくなってくる。
昔からの構図だ。

でもなー。
ちょっと後悔。
「正面に立っていらしたから、ぶつかりそうになったんですよ。降りる人が先ですもの」
オホホホホ。
にこやかな顔で云いたかったなー。

今は、注意したら命を取られてしまう世の中だけど、あの老夫婦だったら、その心配はないのだもの。
でも、代わりにあの気の弱そうな夫が、奥さんに八つ当たりされるかも。
黙っていて、正解だったのだろう。
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ayame1999 at 01:27│ あれやこれや