2013年01月16日

こういう日もいいね...。

           「もなかのフラメンコ」
月曜日の祭日の雪には驚いた。
ずっと楽しみにしていた方のフラメンコ発表会の日。

「あ〜よりによって今日降らなくたっていいのに...」

途中駅のホームで、遙か遠方からやってくる友人と待ち合わせた。
足がジンジンと冷たい。

成人式の晴れ着を着た女性が、ブーツを履いて目の前を横切っていった。
私の目は、通り過ぎていく後ろ姿を、見えなくなるまで追いかけていく。
不思議だなあ。
ちっともおかしくない。
着物とマッチして、新ファッションみたい。

こんな悪天候では着物姿なんて絶対にお目にかかれないと思っていたのに、何人もの晴れ着姿に出会った。
よけいなお世話と知りつつ、汚れはしないかと心配してしまう。

友人と合流して、目的駅へ。
駅を降りると、激しく降る雪の中を、ヨタヨタと歩いていく。
白く塗り込まれた街中は、別世界に入り込んだようだ。

「転ばないように気をつけてよ〜」
お互いに声を掛け合いながら注意深く進む。

何だか、だんだん楽しくなってきた。
こういう日に行くなんて、そうめったにある事ではない。

「きっと、思い出に残るわねー」
強い風が、傘を揺らす。
その意地悪な風にさえ、笑ってしまいたくなる。

「よく来てくれましたね」
コートを預けた入り口で、お目当ての方の笑顔と暖かい言葉。

しばらくすると、いよいよ始まった。
でも、..。
あっという間に終わってしまう。
本当は時間は充分経っているのだけど。

外に出ると空を見上げる。
もう雪はやんでいた。
来た時の雪道の足跡を、辿るように駅に向かう。

「あのね、胸の中が、暖かくなってきたね、なんか判らないけれど幸せ感じた」
後ろから友人が声をかけてきた。

幻想的な景色がますますロマンチックにさせてくれる。
でも、それだけではない。
踊りを観て感じた想い。
私達二人に共通するものだから、友人が感じた気持はよく判る。

私は、ゆっくり振り向く。
「うん、私も暖かくなってきた」

ホッペ、足の裏、そして手。
冷蔵庫の中に入っているように冷たいのに.友人が云った通り、私もほんわかしていた。

ayame1999 at 01:48│ フラメンコ