2013年01月23日

「生きているということは」という曲。

            「もなかのあれやこれや」
遅い夕食をとっている時だった。
テレビのNHK歌番組から、結構昔からお気に入りの、歌手、上條恒彦さんの歌声が流れてきた。
歌手ではあるけれど、今は、舞台で重厚な演技をする役者さんと云ったほうがいいかもしれない..。

上條恒彦さんが、
「生きているということは」
という曲を、トツトツと。

内容は、
生きているということは誰かに借りを作ること、生きていくということはその借りを返していくこと...。
誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげよう...。
...等々。
(歌詞を間違えているかもしけないけれど、簡単に要約すれば、おおよそこんな詩を歌っていた。)

斜めな解釈をすれば、何だかお説教されているみたいな詩とも思える。
でも!
違う。

すんなり、まっすぐに胸の中に入り込んでくる。
永六輔作詞、そして故人となってしまった中村八大作曲。
という事は、私が知らなかっただけで、ずいぶん前から歌われていたのかもしれない。

私が耳にしたのは、熟年の上條恒彦さんがしぶい声で唄っているもの。
けして難しい言葉なんて並べていないのに、深い曲だ。

話は逸れるけれど、去年に続き新年になってからも、一月だけでもボランティアでマンドリン演奏が二回。
早速一度目は、先週の金曜日に終えた。
来週も平日に控えている。

正直な気持ち、
『忙しいのに、通常練習日とは別に練習しなくてはならないし...、時間がなー、ちょっと辛いナー』
と、弱気になっていた。

でも、この唄を聴いたら、
「そうなんだ!」
歌詞の通り、そうしてもらったように、私もそうしよう。
Aさんにお返しする気持をBさんに、Cさんに返したっていいのだ、と思えた。

それに、ささやかな事でも、何かお返し出来る事を持っているなんて、それは大いに結構な事なんだ、と思えてきた。

すごいね。
唄の力というのは。
いい曲だ。
そして上條恒彦さんの歌声。
「いや〜たまらなく、いいなあ」
〜〜〜〜〜〜〜〜
追記:屋根の上のヴィオリン弾きと、ロス.タラントスという舞台で上條恒彦さんを拝見した事があります。
その重みのある存在感にしびれました。
熟年の方だからこそ、この歌詞を唄う事が出来るのだと思いました。
若い人が唄ったのでは、違う印象になってしまう..。
上條恒彦さんの声を聴いていると、荘厳な舞台を観ているようです。
流行ろうと、流行らないと、関係なし。
じわりと、心の中に刻み込んで、私の大切な唄となりました。


ayame1999 at 00:20│ あれやこれや