2013年06月20日

赤い傘をさして...。

       「もなかのあれやこれや」
次から次へと窓外の景色は変わっていくばかり。
電車の窓。
車の窓。
そして心の窓から見えたあれやこれも。

どれもこれも一時として停まっていてはくれない。
もっともっと、ゆっくりしていたいのに...。
あと10日で今年の後半に突入だなんて、あんまりだ。

ブツブツブツ。
誰に文句をぶつけようか。
ハァー。
肩を落とした溜息は誰に向かってつこうか。

「こらっ」
いけないいけない。
ネガティブな自分の頬を平手で、軽く叩いた。

台風のせいであちらこちらで大雨。
雨が少なくて、田んぼが心配とか云っていたけれど、こちらが良くなれば、もう片方が被害となったり。

それにしても、ジメジメしていやだなー。
「よし、こんな日こそ、外に出よう」
ついでに近くのドラッグストアにでも寄ればいい。

ポツリ、ポツリ。
雨は降ってはいるけれど、傘をさすほどでもない。
でも、真っ赤な傘を開いてテクテクテク。

右に曲がればドラッグストア。
静かな雰囲気の中を歩いていたら散歩したくなってしまった。
逆の左に曲がった。

小学校の校庭まで来る。
男の子達が、嬉々としてサッカーに興じている。
別のグループもサッカーをしている。
数人の女の子は鉄棒の場所に。

休み時間だろうか。
ほとんどの子供達は室内にいるのか、それとも授業中なのか判らない。

飛び回る子供達の顔を見つめていたら、テレビで見たサッカー選手達の姿が浮かんできた。

『この子供達にたくさん夢を与えたんだろうなあ..』
子供達は、どんよりした天気なんかはねつけているように走り回る。
こちらの胸の中を、まるで白く浄化してくれるようだ。
じっと見続けていたかった。

でも。
『オット、いけない』
いつまでもフェンス越しにたたずんでいては、変なおばさんと怪しまれてしまう。

来た道をまた歩き出す。

前の方から、近所の人が歩いて来る。
めずらしいものだ。
ほんの少しの距離でも、車で移動する人。
ほとんど歩いている姿なんて見たことがない。

私は、赤い傘で姿を隠すように進んでいく。
すれ違う瞬間、
「こんにちは〜」
『ボール蹴る 子供達見て 癒されし 』

ayame1999 at 23:33│ あれやこれや