2013年07月22日

血塗られた携帯電話

          「もなかのあれやこれや」
今更、判っている事だけど...。
生きている間は、人との出会いと別れの繰り返しなんだなと思った。
元気だった人が突然病に襲われ、私の前からさよならしてしまったり。
親しい人が引っ越してしまったり。
逆に私から離れてしまったり。

もちろん、未知なる環境で新しい出会いもあるけれど...。

日曜日、参議院選挙が終わった。
時代は繰り返すという。
ある時は特定の政党に、大ブームが起き、破竹の勢いで拡大したり。
そうかと思ったら、次の選挙では大惨敗したり。
政治家も、別れと出会いの繰り返しと言えるだろう。

日曜日は午後から地域のマンドリンクラブの練習。
選挙投票会場になっている同じ建物内だった。
「なんだか、人が少ないなあ」
ロビーもガラガラ。
ちょっと複雑な心境。

数日前にNHKBSドキュメンタリー番組
デンマークの作品、
「血塗られた携帯電話」
を見たあとだったからだ。

コンゴという国は携帯電話やパソコンの部品に使われる資源が豊富。
その鉱物の為に500万人の人が、武装グループに殺されている事実を知った。

略奪が頻繁に起こる。
軍まで関わりがあるときも..。

ドラマではない。
番組の為に、命がけで取材に入って行く様子。
緊迫感が伝わってきて、見続けるのが怖かった。

武装グループの略奪によるものと分かっていながら鉱物を取引する大手携帯電話会社。
500万人もの人が殺され、今もその現状が続いている現実。
そしてカメラは、警察も官僚も金銭によって動く場面を映し出す。
また、映していなくても、容易に想像出来る場面多々。

ちょうど選挙の数日前に見た番組。
投票できるということが、どれほどありがたいかを目の当たりにさせられた。

多くの命の犠牲で次々と新機種が発売される事実を知った私。

もしも新機種の携帯やPCに入れ替えたとしても、今まで通り大喜びすることはもう出来ないだろう。

世界には貧しい国がたくさんあるのは重々承知している。
彼らの安い賃金のおかげで、自分の生活品々も安価で助かっているという事も。

でも、今回は感じ方が違う。
番組の中で大手の携帯会社に問う場面があった。
コンゴの武装組織から取引しなければ虐殺はなくなるのではないか..という主旨を。

でも、応対してくれた会社は答えない。
そのほかの会社は答えるどころか、担当者に会うことさえできなかった。

番組の中で、だんだんと世界でコンゴの事が問題になってきて、他の国から資源を求めるという動きも出てきた、とは言っていたけれど...。

私は初めて知った事実。

どうしてこんなにいい番組を遅い時間にやるのだろう。
どうしてBSでなく総合のチャンネルで最初に放映しないのだろう。
たくさんの人に観てもらいたいと思った。

出会いは喜び。
別れは寂しいけれど思い出を残してくれる。
生きていれば再会の楽しみもある。
でも殺されてしまう別ればかりでは、いたたまれない。



ayame1999 at 02:34│ あれやこれや