女性ばかり...。灯りではなく、明かりの下で...。

2013年10月07日

勝負師を前にして...。

           「もなかのあれやこれや」
土曜日に行くはずだった日本女子オープンゴルフ選手権。
雨の為、本日、日曜日に行ってきた。

さすが噂に聞いていた名門相模原ゴルフクラブ。
ひたすら真っ平らなコース。
しかし、吸い込まれそうなバンカーがグリーン周りを取り囲み、高低が激しいグリーン。
パットにも苦戦している選手がとても多く見受けられた。

多くのギャラリーが特定の選手達についていく。
私を含めた四人は、定位置にいることにした。
三番ホールのティーショットと八番ホールグリーンに近かい場所を見つけ、そこだけを左右に行ったりきたり。

足が辛い。
私だけではなかったようだ。

仲間の一人が売店で敷物のシートを買ってくるから、と言い、その場を離れた。
1時間経過。
まだ戻って来ない。
携帯とメールをしたけれど返信なし。
『何かあったのだろうか...』

ずいぶん時間が経過した。
先程は、何も持っていなかったはずなのに、リュックを背負って戻ってきた。
「みんな疲れるとおもったから、買ってきたよ、はい、◎◎ちゃんのもあるから」
青色した簡易椅子は三人。
私には赤い簡易椅子を渡してくれた。

家が近い人だったから、わざわざ戻り、車で買いに行ってくれたのだった。
入場券の半券を見せれば外に出てもオッケーとは判っていたけれど...。
「まさか、車で行くとは...」

世の中には本当に親切な人がいるものだ。
おかげで足の痛みもなくなり、楽になれた。

選手達は途中昼食をとらずに、最後のホールまでプレーする。
私達はそうはいかない。

売店でお弁当を求めた。
テント下に設置されていたテーブルは、満杯。
木陰に四つの小さな椅子を真四角に並べて、食事タイム。

近くに私達と同じように、座って食事をしている人達がいる。
曇り空から青空も見え出している。
のどかで、ピクニックに来たような気がしてきた。

さて、テレビではなく、戦う選手達の生の姿を目にした自分。
画面では感じなかったたくさんの事が伝わってきた。

人はよく、
「オーラがある人だね...」
と表現する。

そのオーラの中身は何だろう。
今回感じたオーラとは?
威厳。
気迫。
太い太い身体の柱。
ぴりぴり感。
勝負する人に特有な何かが身体を包んでいる。

スコアがとても不本意だった宮里藍ちゃん。
それでも、彼女はたくさんのギャラリーを惹きつけていた。
パットを外した時のどよめきが、今も蘇ってくる。

100回続けて予選通過を果たした横峰さくらちゃんも同じ。
大勢の老若男女の人達が一緒に移動していた。

人気があるからと言うけれど、実力が伴なっていなければ人気は出ない。

何も脈絡なんかないけれど、大好きなフラメンコと音楽を、とにかく一生懸命やりたいと思った。
ナヨナヨしている自分に、渇を入れた。

「こんなゴルフ場には行けないけれど、また来週、三人で久しぶりに行くんだよ、◎◎ちゃんもプレーしたくなったんじゃないの?」
私は首を振った。

久しぶりに、まばゆい景色を見れただけでいいのだ。

ayame1999 at 01:53│あれやこれや 
女性ばかり...。灯りではなく、明かりの下で...。