心の寄り道

2011年12月04日

蒲田行進曲...。

       「もなかのマンドリン&あれやこれや」
師走に入って、やっと急に寒くなった気がしている。

さて、先週の日曜日27日の事で過去のことだけど、書き留めておきたいな。

「100回を数えますので、ぜひに....」
いつも近所のマンドリンクラブで一緒のギターの人から案内をもらう。

仕事をまだ続け、私達のクラブにも長年在籍しながら、なお且つ....。
『いったい、いつ練習しているんだろう』

会場は蒲田のアプリコ大ホール。
中央大学のマンドリンクラブ100回公演、正確にいえば101回目の定期演奏会。画像 006
70年の間、一年間に二度の時もあり、歴史あるクラブとのこと。
現役学生とOB、OG、総勢100人程が一緒に演奏するスケールの大きな舞台だった。

どの曲も聴きごたえがある。
中でも特に感慨深かった曲は「細川ガラシャ」
私は、戦国時代の小説を読んだ時、特別な感情をガラシャ夫人に抱いた。
その人物を題材とする曲だったし、以前、自分達も演奏したことがある曲なので、思い入れがあった。

穏やかな時期や、苦悩する時期、そして、激しい炎に包まれ命を絶つ時の情景が浮かびあがってくる。
とても素晴らしい曲だ。

そして、最後は、長谷雄卿絵巻物語「朱雀門」。
今年の2月に私もやらせて頂いた「白い馬」と同じく、こちらも物語でナレーター入りだった。
違うのは、本職の役者さんで、私には及びもつかないほどの演技力があるということ。
比べる必要はないけれど....、とても勉強になった。

今回のように長い間続けてきた人達の演奏会に足を運ぶと、つくづく思うことがある。

特に、男性の場合に。

必死に働き、その中で続けることはに並大抵のことではない。
中断し、再開した人も多いだろう。
映画の「釣りバカ..」の浜ちゃんのようには行かないのが現実なのだから。

もっとも、女性だって重要な仕事をこなしている人がたくさんいる。
でも、好きな趣味を続けられる環境は、女性より、男性の方が縛られているように私には思える。

だから、「細川ガラシャ」の曲に感じるように、舞台の上で演奏している姿を観ながらドラマを感じてしまう。

終わって出口に向かう時、あちらこちらで声が聞こえた。
「おー、久しぶり」
「よぉー」
年代的に、
「おじさん」
「おじいさん」
世代の人達。

明らかに、観客だけで来たのではなく、OBの人達と判る。
出演しなかった人達も含め、大がかりな打ち上げがあるのだろうか。
集団で輪をつくり、どの顔も輝いていた。

私はキョロキョロしながら駅に向かう。
ぎりぎりになって二階席に座っていた自分、マンドリンクラブの仲間も応援にきっと来ているはず。

知らない町の蒲田の空気は新鮮だ。
歩いていて楽しい。
私の耳に、懐かしい曲が流れてきた。

何度か観たことがある昔の映画「蒲田行進曲」だった。

『何事も 百重ねるは 至難わざ』

ayame1999 at 02:08|Permalink

2011年11月26日

地獄は人の心だけではありません..第605編。

「もなかの心の寄り道&あれやこれや」

新国立劇場で、フラメンコの踊りで表現する、
「女殺油地獄」を観てきた。

内容は題名ごとく凄惨。
でも、不思議。
とてつもなく、幸せな時の場面がくっきりと浮かびあがってくる。
恐ろしい場面も強烈。
それ故に、穏やかな場面が明と暗となって私の頭にこびりついた。

そして、着物を着ていた時代だって、流行の服を身にまとう現代だって、人のやることは変わっていないのだ、と今更ながら思ってしまう。

さて、日を改めて、火曜日の夜は、急だったけれど、フラメンコ教室の近くでチャリティーショーがあるとのことで、夜のレッスンに出ず、下北沢タウンホールへ寄った。
一部では福島原発についての講義だった。
二部はフラメンコショー。

真面目に講義を受けましょう...という心構えはなかった私。
或る方から聴いていたので....フラリ。
でも、行って良かった。
とてもよく現実が判ったから。

もしも同じような事故が再び別の場所で起きたら、今度は完全に日本はダメになってしまうだろうなあ..と実感した。

金曜日の朝、火力発電関係の場所で火災が起きたことがニュースで流れていた。
幸いなことに福島のように、避難する必要はない。
でも、これが原発の場所だったら..。

狭い日本には逃げ場なんかない。
たまたま、偶然のように、お話を聴く機会を持った私。

テレビで原発の話が出ると、以前のように積極的に話を聴く自分ではなくなっている。
恐ろしさも、薄れてきている。
もしも、始めから講義があることを知っていたら、一部から私は寄っていただろうか。
疑問だ。

日本がダメになったら、大好きなフラメンコも続けられない。
必死に働いても、今回のように、何もかも捨てて離れなければならない。

人の心の怖さと、優しさを観た素晴らしい舞台。
油地獄ではなく、原発地獄になんかならないように願うばかりだ。

『あの舞台 近松殿に 観せたいな』




ayame1999 at 02:26|Permalink

2011年11月13日

お陰様で、味わいました...。

                 「もなかの心の寄り道」
この一週間の間、思いがけず、素敵な事に触れることが出来た事が続いた。

火曜日の夜は「ラテンダンスの祭典」
自転車で楽々行ける距離。
ひょんなことから、マンドリンの仲間と急遽向かうことに。
画像 003
「わーい、有難う」
華麗な踊りと技、そして踊りながらの唄声も聴けて大満足。
美しいものを目にすると心が和む。

大きなホールのあちらこちらから、
「キャー...」
「ワー」
社交ダンスの時の競技会で応援の声がかかっているような雰囲気。
熱気むんむん。
フラメンコの踊りをみて、私が熱くなるのと同じなのだろう。

そして、今日(もう昨日になってしまった)土曜日。
用事で田端に行った帰りの事。
「時間があまったなー、四時半までには時間があるし...」

フラメンコの仲間に映画好きな人がいる。
その波及が、私の元にも届いた。
観て来た人の感想を知ると

「そんなにいい映画ならば...」
ソワソワ。
でも、わざわざ行く時間を作るのは難しいなあ。
よし!外出したついでに...。

というわけで、田端からの帰宅途中に寄り道し、下高井戸に行く事を予定に入れていた私。
でも、まだ時間が余り過ぎる。
(チラシより)
画像 002用事を済ました私の目に、何やら、おくゆかしき雰囲気の門が飛び込んできた。
「旧古河庭園」と書かれていた。
150円。(注:値段は記憶曖昧。..建物の中は予約してないので入れなかった。)
喫茶店で時間をつぶすよりも安い。

門の中に入ると、洋館の下は、階段のように日本庭園が続いていた。
私は下の方に行き、木々の葉を仰いで座った。
写真を撮る人や、カップルが近くでしばし足を止めては、すぐに通り過ぎて行く。
とても静かだ。

どっしりと威厳がある洋館。
何も考えず見上げていた。
長い時間、そうしていたように思う。

まるで森の中にいるような気分で、気持ちが いい。
門の外、車が頻繁に通る大通りというのが嘘のようだ。

思いだしたようにイヤホンを耳にあてた。
覚えたいカンテがあった。
繰り返し聴く。

さて、目的だった映画は
人生、ここにあり!」
内容は勧められたようにいい作品だった。
きっと映画はたくさんの事を私に教えてくれているのだと思う。

でも、細かい事は置いといて、
やれば出来る!
という言葉が、私の耳に残った気がしている。

そして、映画と共に感じたことがもうひとつある。

この下高井戸シネマは以前NHKのドキュメンタリー「ナオキ」を観に来た映画館。
あのとき、フラメンコ教室の先生方やカンテの先生が一部で出演していた。
時の経つのなんて、あっと云う間だ。

『あらら、気がつかないうちに、こんなに御客さまがいっぱいになっている....』
ロードショーの映画はやらない映画館。

作品がいいから御客様が来ているのだろう。
でも、私には、この映画館に、ファンがたくさんいるように思えた。
こじんまりとしていて、味があるというのか、私も郷愁にかられたから。

一日で庭園でゆっくり出来たり、映画を観れたり。
思いがけず、火曜日の夜は、ご好意に与りラテンダンスを観れたり。
「ありがとうございました..」
という気持ちだ。

大変だー。
またこんなに遅い時間になってしまった。
おやすみなさいませ。
『耳澄まし 洋館に住む 声求め 』

ayame1999 at 02:15|Permalink

2011年11月08日

上妻宏光さんの三味線を聴いて

                        「もなかの心の寄り道」
前回、エビスガーデンホールにコンサートに行った旨を書いた。
一回では書ききれず、第二回目。

津軽三味線奏者、上妻宏光さんの、「楔」という名のコンサート。

「世界に通じる新しい価値観を発信したい」
そんな妻宏光さんの想いに賛同したアーティスト達が、ゲストとして集まったコンサート..という内容の案内があった。

コンサートに行ってから数日後、私は今年の新年に放映されていた番組を録画していたことを思い出し、改めて見直した。
全部で、一時間程だろうか、舞台の様子。
あの時から、ずっと
「いつかは聴きに行くんだ...」
と心に決めていたことが実現したわけだ。

私がこんなにも三味線の音色に惹かれてしまったのは、テクニックだけのことではない。
また、見た目に、簡単にいえばカッコがいい..という理由でもない。

ビデオの中、そして舞台上でも言っていた言葉、節々の一つ一つに深く頷けたからだ。

外国で演奏するようになってから、強く思ったことがあり、昔からの曲をまたさらに勉強し直したという。

津軽三味線コンクールで二回優勝しているけれど、関東育ち。
青森の空気を知らないという上妻さん。

『きっと、いろいろな想いと戦ったのだろうなあ...』
勝手に想像しまくった。

アンコールでは、重量感のある曲を演奏してくれた。(津軽じょんがら節だったと思うのだけど...。)

「なるほどなあ...」
伝統と革新ということは、こういうことなのね、と生での演奏を聴いて納得出来た。

ギリシャやイタリアで金融不安が出たり。
日本だって大地震が起きてから何も解決していないし、国の借金だってどんどん膨らんでいる始末。

そんな中、伝統と革新を両翼に持って進んでいる姿や、世界に向けて日本で頑張っているアーティスト達を観、そして聴けた時間。
誠に、心が晴れやかになった、というわけだ。

『前向きな 明るい音色 頂戴し』

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
私が通っているお教室の先生方や関係者の方々が出演する舞台です。
フラメンコの踊りで表現する近松門左衛門の「女殺油地獄」です。


三味線...... ?
ギターの音色です。


11月17、18日(19時) 19、20、21日(昼3時)

会場: 新国立劇場 小劇場
振付:佐藤浩希
音楽:ホセ・ガルベス

出演:鍵田真由美  佐藤浩希
     権弓美     矢野吉峰
     東陽子 工藤朋子  柴崎沙里 末木三四郎    

演奏:ホセ・ガルベス、アナ・デ・ロス・レジェス、
        マレーナ・イーホ、斎藤誠、今福健司








ayame1999 at 00:55|Permalink

2011年11月04日

革新の伝統、観て聞いて...。

         「心の寄り道」
祭日の今日、乃ち3日の木曜日、私は合奏仲間と恵比寿ガーデンホールに向かった。
三味線奏者の上妻宏光さんとフラメンコギターの沖仁さんのお二人の演奏が聴きたくて、この日を待っていたのだ。

「わー、あの手を見てよ」画像
「黄金の手だわ」
私語はマナー違反。
でも、じっとなんかしていられない雰囲気が、会場に渦巻いている。
その証拠に、私達だけでなく、あちらこちらのお客様の身体が、ロックを聴いているように大きく揺れていた。

「どうして、どうしてなの?」
和太鼓がドラムに聞こえる。
三味線がエレキギターのよう。

しばらくすると、沖仁さんが登場し、ソロ演奏のあと、ギターと三味線との演奏。
とてつもない力強さ。
薄いガラスの繊細さ。

三味線が洋楽の音色に、ある時はフラメンコが三味線に...。
ドラムに聞こえていた太鼓が、地響きのような力強い和太鼓に。
そして、刀の立ち回りが入った剣舞や、ダンスのパフォーマンスも入り、耳だけでなく、視覚的にも楽しませてくれた。
(後日追記:ユーチューブより ↓ 音色をちょっと)「すごいことだなー」
たくさんの若いお客様達がいる。
中年の男の人も女の人も。 邦楽にもたくさんのファンがいることは解っている。
でも、演奏だけでこんなにたくさんの人を魅了することは希だ。

そして、伝統的な事ほど、形式から少しでも離れると歓迎されないこともあるような気がしている私。
でも、今回、革新と言われるようにジャンルにとらわれず三味線の可能性を広げてきた方の演奏を聴いてみて感じたことは...。

実はもっとも三味線の音色の良さを聞かせてくれたということ。

「あんなにすごいフラメンコギターが聴けて満足だよー。でも、三味線も大好きになったー」
終了してもなかなか仲間も立ち上がらなかった。
やっと下に降りると、3月に日本橋にて演奏があるとの事で、前売り券の前にたくさんの人が並んでいた。

私も行きたいと思った。
「やめよう」
自分にいい聞かせた。
数年後でいい。
念じていればきっとまた聴きに行くことが出来る。

『三味線と ギターの音色 もう一度』



ayame1999 at 02:41|Permalink

2011年09月18日

あ〜驚いた..。

           「もなかのあれやこれや」
17日土曜日、歌手、キムヨンジャさんのリサイタルに行ってきた。
20数年前に来日してから、割とお気に入りだったけれど、生の舞台で聴くのは初めて。

フラメンコを習う前は私は結構、仕事の合間にいろいろな歌手の方の舞台に足を運んでいたと思う。
演歌もあり、ムード歌謡も有り。
唄が好きだったのだ。
でも、長い間、流行歌手の方の舞台には足を運んでいなかった。

今回フラメンコ教室の方々なども出演するというので、私にはいい機会だった。
haiku
驚いた。
会場の外まであふれんばかりの人、人、人。
入場すると、二千人以上入る席がみるみるうちに埋まっていく。
チケット完売してしまったことに、頷ける。

驚いた。
『ものすごい歌唱力、そして名曲数々』
驚いた。
『あの体力が私もほしいよー。二時間半ほどか、ほとんど一人で歌い続けていたなんて』
驚いた。
『思いがけず、普段聴けない韓国の楽器や、美しい美女集団の太鼓も聴けて...』
驚いた。
『フラメンコの踊りを、曲に合わせて情熱的に踊る姿。素敵だったよー』
他の曲も含め、三回も舞台に出て踊ってくれた。
嬉しかったよー。

そして、つくづく思ったことがある。
なんて、男のお客様が多いのだろう。
舞台を観にいくと、いつだって、ほんの少ししか男性はいないのに...。

ジャンルを超えた様々な唄、スケールの大きな歌声を聴けて大満足。
唄は、本当に時代を蘇らせてくれる。

さて、ジャンルを超えてといえば、もう一つ私は楽しみにしている舞台がある。

今年はぜひ聴きたいと熱望していた津軽三味線の上妻宏光さんと、フラメンコギターの沖仁さん、お二人の演奏。

今年は無理だな、と諦めていたら、恵比寿ガーデンで、二人で演奏することを知った。(11/3楔)

「ワーイ、一度に二人聴けてしまうよー」

誰の本だったか、白刃(ハクジン)をひらめかせて自ら先頭に立って切り開いていく...という文章を覚えている。
何事も恐れず..という意味もあるに違いない。

いろいろな分野で同じように感じる方々がいる。
お二人にも、私はその言葉が重なっていた。
だから、今年はぜひに...、と思っていた。

というわけで、11月のエビスガーデンも楽しみにしているしだいだ。


ayame1999 at 02:21|Permalink

2011年09月05日

百聞は一見に如かず

                      「もなかのフラメンコ」
4日の日曜日。
世田谷パブリックシアターで公演「愛こそすべて」を堪能。

じっくりと、スペイン歌謡であるカンシオン、そして、フラメンコの踊りを味わってきた。

ギターとパーカッション。
或時は、暗く深い地下に、或時は、明るい空の下に私を運んでいく。
ギターのトレモロは、せつなくなった私の気持に、更に追い打ちをかけてきた。

今まで一度も観たことがない舞台。
観れてよかった。
聴けてよかった。
「グラシアス、グラシアス」
叫びたいのに、勇気がなくて声が出なかった。

タイトルは「愛こそすべて」
私には、すべてが愛だった。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
haiku9月6日.AM0:42 追記:

「あのね、唄の三人の声がたまらなくてね.......」
フェルナンド・ソトと、ホセ・ガルベス、そしてアナ・デ・ロス・レジェス三人の名前が、スラスラと出てこないのがまどろっこしかった。

「それからね、踊りがね...」
「.....ギターとパーカッションがね...」

家族と行く予定だったけれど、急遽都合悪くなり、友人を誘って行ってきた私。
帰宅すると様子をまくしたてた。
「百聞は一見に如かず」
本当は、百回の舞台の様子の説明よりも、一度観れば、すぐに私の云いたい事が判ってくれたのだけどに...。 
  

ayame1999 at 02:33|Permalink

2011年08月25日

芝居『automata(オートマタ)』 

新宿、伊勢丹近くにあるビルの地下、「雑遊」にて、芝居を観てきた。
この場所に来たのは数年前にもあり、二回目。

100人も入らない小さなスペース。
テレビや映画で華麗な画面を見慣れている私には、手が届くほどの近さで観る芝居は、正直なところ、エネルギーがいる。

役者さんの息遣いに耳を傾け、台詞とは別の、心の中の動きまで聞こえてきそうな気がし、役者さんの身体の奥まで、深く深く入り込もうとしてしまう自分がいるからだ。   
(左記の無季俳句:記事投稿、数日後に掲載がほとんど) haiku
今回のお芝居もそうだった。
「何でもいうことをきいてくれるロボットがほしいよ〜」
そう願ってしまったのは、この芝居automata(オートマタ)を観た後のことだった。

この人形は、実際は腹話術によって会話をする人形として登場。
しかし、私の目には、その人の心の中を代わりに吐露してくれるロボットにも見えた。そばに     いる人の歴史をじっと、見つめている存在のよ                 うにも...。
この人形、とても役者さんが役を演じているとは思えなかった。
まずは、この演技に驚かされる。

そして重要なキーポイントの人物はもちろんいるけれど、一人が主人公ではなく、登場人物全ての人が主人公に思えた。

これはまかり間違えば、話は散漫になる危険性がある。
でも、そんな心配、まったく無用だった。
考えてみれば、日常の生活だって、生きている本人それぞれが主役なのだから、当然といえば当然かもしれない。

役者さんのプロフィールを見ると、無名塾出身だったり、俳優座や演劇集団円に所属していたり...、他の方も錚々たる演技をする方達。
なかなかのものだ。(こんな表現は失礼かもしれない...お許しを)
しかし、
「だから...」
ということだけの理由で、見応えがあったのではない。

フラメンコの場合ならカンテ、ギター、踊り、と三位一体という表現をすることがある。
芝居の時は何というのだろう。

11日間に及んだツツガムシの公演。

縁があり数年見る機会があった。
どれが一番..なんて比べるものではないけれど...、
『automata(オートマタ)』 
正直な気持ち、これまでの中で自分の一番のお気に入りとなった。
最高。

まったく未知の世界だったチェス。
勝負をする時の場面は、ただ知識もなく単に手を動かしているのではないことが判る。
小説と同じだ。
お芝居はいろいろなことを教えてくれる。

観終えたあと、
「イヤー、すっごく面白かったー、面白かったーオモシロカッター」
何回も、口から出ていた。

今回の脚本。
朗読劇の時と同じように、もしかしたら...。
何処かに羽根をつけて飛び出していく気がしている私だ。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


つつがむし

  脚 本 林竜之介
   演 出 田中壮太郎
(出演)
高川裕也 宴堂裕子 蓉崇 小飯塚貴世江 小高仁
松下恵 野々山貴之 乙倉遥 田中壮太郎 本多新也

      


ayame1999 at 00:21|Permalink

2011年05月22日

テノールリサイタル

             「もなかの心の寄り道」
グランドピアノが舞台にたたずんでいた。
燕尾服のテノール歌手の方が、舞台に現れる。
私は心を込めて拍手を送る。

二月のマンドリン演奏会の時、「白い馬」という曲で、厳しくも温かく指導して下さった方の
「テノールリサイタル」
場所は横浜の、かなっくホール。
東神奈川の改札を抜けると、もうそこはホール。
こんなに便利な場所にあるなんて....。

『ここでフラメンコが観れるといいなあ』
すぐに頭をもたげでしまう。

「ねえ、ここでフラメンコギターの演奏会があるわよ」
マンドリン仲間が棚にあったチラシを私に渡してくれる。
沖仁さんの案内だった。

「私、行きたいわあ」
そう云って、ギターを弾く別の彼女がのぞきこんだ。
まったくフラメンコギターなんて興味なかった仲間から云われたことが、ちょっと嬉しかった。
フラメンコの裾野が広がった気がしたのだ。
私もぜひ一緒に、久しぶりに生で聴きたいと思った。
haiku
さて、テノールリサイタル。
パルマもハレオもない、し〜んとした緊張の中、聴く側の私は場違いな気がして緊張してしまう。

マイクはない。
声の管理、毎日の喉の鍛え、湿気、乾燥等。
どれほどの神経を必要とするのだろう.。

若い頃だったら声の張りがあるのは当然のことだけど、永きに渡って継続するには鍛錬が必要。
おおざっぱな性格の私には、とても無理なことだ。

鍛えられた素晴らしい声で、何曲ものオペラの曲を堪能させてもらう。
シンプルな舞台で、じっと耳を傾けることも、なかなかいいものだった。

本当は、私の予定では前日にも、楽しみにしていた舞台があったはずだったのだけども...。
勘違いして逃してしまい、自分に腹を立てた。
でも、お陰様で、とても穏やかな気持になっている。

帰宅してまた、月曜の午前中までに仕上げなくてはならない書類作成。
身体を動かすことは大好きだけど、デスクワークは、本当に嫌いな私。
「苦しいィィィィィ」



ayame1999 at 00:43|Permalink

2011年04月22日

心躍れば...。

        「もなかの心の寄り道」
日付が前後してしまったけれど、9日の土曜日。
シャンソンを聴きに行って来た。

長い間、唄を続けている知人は、毎月定期的に、お店で唄い続けている。
でも、毎月届くライブの案内は、私が行く事が出来ない曜日ばかり。

今回はお店ではなく、千人近く入るホールとのこと。
「行きたいよ〜」
やっと実現した。
ホールは満杯。

司会者の方が、今回の震災で開催にあたって迷いましたが...、と語ったあと、舞台はきらびやかな世界に変わった。

次から次へと登場する出演者の方々。
私は、うっとり。
夢のような世界を堪能する事が出来た。

そして、ほぼ一週間後にもう一カ所行ったのが、ティアラこうとう 大ホール。
オペラの、「道化師」と「カゥ゛ァレリア.ルスティカーナ」の二演目。
私には、オーケストラボックスでの演奏も、魅力だった。

二カ所とも4月2日のフラメンコ発表会は終えたあとだから...と、楽しみにしていたもの。
しかし、5月2日に延期となったために、時間的に忙しい中での舞台鑑賞となってしまった。

でも、特に今回は足を運んで良かったと思っている。
震災で心が痛む事ばかりが続いていた日々。
そんなとき、心が躍る時間を持てたのだから。

他のお客様の、たくさんの笑顔にも出会えた。

さて、フラメンコ発表会の練習は
「これでもか、これでもか...」
というぐらいに皆で頑張っている。

「一か月延期となったのだから、とても楽チンダ〜」
と思っていた。
とんでもない!

通常クラスとは別に、驚くような長時間のレッスンと、驚くような情熱の指導が続く。

「無理はしないで残れる人だけでいい..」
と云ってくれる言葉を受け入れることなんて出来ない。

アァァァ上がらない...。
ウゥゥ腕が....。
なあ〜んて、へたばってなんかいられるものか!
こんな贅沢な時間を逃すことなんか出来るものか!

ということで今日もミセス仲間と、おにぎりを数分で口の中に放り込んだあと、作品に磨きをかけてもらったのだった。
★☆★☆★☆★☆★☆ ★☆★☆★☆★☆★☆
私は、シャンソンとオペラの舞台から元気をもらって帰ってきました。
今度は観に来てくれた方が、「心が躍って」くれたらいいなあ、と思いました。
「鍵田真由美.佐藤浩希フラメンコスタジオ発表会」
5月2日(月曜日)
中野ZERO大ホール
開場 17:30 開演 18:00



ayame1999 at 00:40|Permalink